モモちゃんのだいぼうけんボク、会いに行くよ!

モモちゃんとの出会い

運命の出会い

私、著者の連れ合いです。
あれは平成7年の夏。戸隠の知人の山荘へ家族で遊びに行った帰り、長野県の小布施に立ち寄った時のこと。
路地に立ち並んだ小さなお土産屋さんの一軒に入った妻は、何か視線を感じたそうです。視線の先を確認しても、誰も妻を見ているわけではありません。「変だな」と思って視線の方に歩いてゆくと、木のオブジェに沢山の小さなぬいぐるみが止まっていたのです。背中が灰色のリスみたいな顔をした、黒いつぶらな瞳の一匹と目が合ったそうです。このリスみたいなぬいぐるみが『モモンガ』でした。『エゾモモンガ』と言うそうで、これを連れて帰ることを“即決”したんだそうです。名前はすぐに「モモちゃん」と決まりました。

は~い、これで「モモちゃんとの出会い」のお話は終わりです。
「なぁ~んだ。よくある話じゃない」って。

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余談ですが

このぬいぐるみは「やまね工房」の制作だとわかりました。私と「やまね工房」との出会いは、もっと昔にさかのぼります。東京神田神保町のタキイ東京ビル(種苗屋さんのタキイのビルのようです)の2階にある「ICI石井スポーツ(いまは登山本店と言うそうです)」で、小さな『やまね』のぬいぐるみに出会ったのが初めてでした。本物そっくりで、とってもかわいく作られていました。今では、このお店に「やまね工房」のぬいぐるみは置いていないようです。聞くところによると、新宿駅西口の新宿西口店と原宿駅前の原宿山専に置いてあるとのことでした。「やまね工房」のサイトに取扱店一覧のページがあります。各地の販売店はそちらをご覧ください。

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連れ合いの様子が変

著者です。
このころから、ちょっと「ぬいぐるみ大好き人間」になってしまった夫。あちこち行っては、子供のためと偽って、かわいいぬいぐるみと一緒に帰ってくるようになりました。札幌への出張の帰りには、大きな袋に、フクロウの大きなぬいぐるみと、キタキツネのぬいぐるみを入れて担いで帰ってきました。
ある時、私が外出から帰ってくると、なんと、背中が茶色い『モモンガ』が「モモちゃん」のかたわらにいました。絵本の中の「あなた だあれ?」は、まさにそのときのセリフです。それが『ホンドモモンガ』の「モンチャ」です。

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そして物語は生まれました

そう、日本には2種類のモモンガが生息しているそうです。中国やロシアに生息する『タイリクモモンガ』と同系統で、北海道にだけ生息している『エゾモモンガ』と、本州・四国・九州に生息する日本固有種の『ホンドモモンガ』別名『ニホンモモンガ』だそうです。なぜか津軽海峡で隔てられ2種のモモンガが住み分けしているというのです。どうして住み分けしているのでしょうか。大昔は陸続きだったでしょうから、行き来があってもよさそうだと思うのですが。不思議な話ですね。
これが『モモちゃんのだいぼうけん』を書くヒントになりました。北海道に住む「モモちゃん」が、本州に住むニホンモモンガの「モンチャ」に会いにゆくお話です。

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